Therese Rawsthorne
Therese Rawsthorne テレーズ ローズソン
Therese Rawsthorneプロフィール
三宅一生やロンドンのサヴィル・ロウにあるテイラーの仕立て屋「Oswald Boateng」で経験を積み、その後独立。
2003年にオーストラリアに戻り、2005年にはブランド「YOUTH WORLD」を設立。3シーズンを大成功させた後に、2006年「THERESE RAWSTHORNE」として新たにブランドを再出発させた。オーストラリアでも有数のブティックからオファーをもらい、その成功によりその名は国外にも広まりNYや東京、モスクワ等、世界中から注目を浴びている。
2010AW "THE TEMPTRESS"
Therese Rawsthorneの2010年Fall Winterコレクションでは彼女自身のスキルを、まだ形成されていないセンシュアリティ "THE TEMPTRESS" として表現した。
自らが持つセクシュアルなパワーを、自身の最期にどのように使うべきかと心得ていた女性達、デリラやクレオパトラそしてサロメ。
Thereseはそんな彼女達のクールな外見からは計り知れない内面の複雑さや葛藤、彼女達の時代の先駆けであったモダニティの要点に着目した。
脆さと強さの入り交じったデリケートなバランスを、マスキュリンシルエット、ロマンティックなデザイン、切りっぱなしのカッティングなどに落とし込んでいる。これらのディティールはラグジュアリーかつ洗練された仕上がりとなっている。
Therese Rawsthorne インタビュー
──私が「THERESE RAWSTHORNE」のコレクションを初めて見た時の印象は、フェミニンで繊細、しかしロックやゴスっぽい要素も含んだセンシュアルな魅力に惹かれました。何があなたの洋服のインスピレーションとなるのですか?
★私は女性の様々な人格や性質にとてもインスパイアされるわ。私達人間はとても複雑に作られた生き物でしょ!様々な面を持っている人や、同時に沢山の事柄をこなせる女性に憧れるわ。私は、自分自身を変えたいと思っている女性達が繰り返し描くイマジネーション・プロセスの一部分になれたらいいなと思っているの。
これらの想いが、私がソフトとハードなどの対極した要素を掛け合わせたり、マスキュリンとフェミニンをミックスさせながらデザインを楽しんでいる理由ね。あなた自身のフェミニティを表現する際、たった一つのアイディアのみに縛られる必要はないと思うの。
──三宅一生やロンドンのサヴィル・ロウにあるテイラーの仕立て屋「Oswald Boateng」で経験を積まれたと聞きましたが、幾つか印象に残った出来事を教えていただけますか?
★超クリエイティブで、そして興味深い歴史を誇る2つの会社で働く事ができて、本当にラッキーだったわ。
ISSEY MIYAKEは本当に素晴らしい会社だったわ。特に私は、彼等のデザインに対する哲学において強い信念を抱いていたから。ISSEYの果てることのない探究心には本当に影響されたし、彼のその姿勢は年をとっても変わらない。今でも彼は新しいテクニックや方法を発見することに喜びを得ているわ。
Oswald Boatengは、ISSEYとは全く違ったわ。とても精力的で、結構クレイジーな若い会社だった!ISSEY MIYAKEとは完全に対照的な会社ね。ISSEYも自覚していたけれど、ひたむきで、我武者らで、そして忠誠心に溢れた気質はOswald とは対照的だったわ。
常に何が起こるか分からないワクワク感やエキサイティングな未知の世界を2つの会社で体験することができたの。
──その後独立し、2003年にオーストラリアに戻り、2005年にはブランド「YOUTH WORLD」を設立。3シーズンを大成功させた後に、ご自身の名前「THERESE RAWSTHORNE」としてブランドを再出発されましたね。一見、とても順風満帆な道のりに感じられますが、以前を振り返っての今、どのような実感をお持ちですか?
★過去4年間を振り返ってみても、ここまでコトを成し遂げることが出来て本当に恵まれていると思っているわ。オーストラリアのマーケットは日本や他のインターナショナルに比べるとかなり小規模だからこそ、とてもユニークなビジネスを展開できるのは確か。しかしながら規模の大きさが理由で制限しなければいけない事柄もでてくるわ。だけどそういう条件下でも、独自の方法で物事を立ち上げることが出来るチャンスはあるの。もっと大きなフィールドで同じ様に事業を始めようと思っても結構大変だと思うわ。
そしてここオーストラリアは、ローカルデザイナーに対して数多くの素晴らしいサポートをしてくれるの。だから私は常に自分自身の心に向き合い、何かを作り出すことに集中する環境に身を置いていられる。それは日々を生きていく上で、本当に素敵なことであると思っているわ。
──クリーンなライン、奇抜なディティル、そして上質な素材を使用した洗練感を併せ持つあなたのコレクションは世界中の人々をとりこにしつつありますよね。
制作段階で、重視していることは何ですか?
★思慮深く、心を込めて作られたモノを提供していく事はとても重要だと思っているの。そうする事で、そのモノの寿命も長くなり、着用する女性をインスパイアしたり気分を高めてくれるはずだと思うの。私にとって最も重要なのは、その洋服を着るであろう女性をハッキリと描く事ができているかどうか。
そして使用するファブリックもとっても重要なポイント。私はナチュラルな繊維が好きだから、今迄も沢山のシルクやコットン、ウールや麻を使って洋服をデザインしてきたの。それら全てからは、ナチュラルなラグジュアリー感を齎す事ができて、様々な方法で変換され形作られていけるの。あなたがもし本当に美味しいケーキを作ろうと思ったら、材料のひとつひとつ本当に良質なものをチョイスするでしょ!?
その他にも、自分のデザインするシルエットやディティールを常に進展させていくのが大好き。色々な物事を簡単に使い捨て出来るタイプの人間でもないし。もうひとつ重要なポイントとしては、女性のワードローブに1シーズン以上置いておける洋服をデザインするということね!
──現在はシドニーベースで活動されているのですか?ズバリ、オーストラリアの魅力とは?!
実は私はシドニーのバーやカフェが大好きなのですが、
出来れば良く行くバーやカフェなどがあれば是非お聞きしたいです!
★オーストラリアってあらゆる所からとても遠い場所にあるから、地球上のその他の国の人々はあんまり私達の事を心配する必要がないでしょ、それが何だか面白く感じるわ。だけど、今迄にもこの地から優秀なデザイナーやクリエイティブな人々が生み出されているわ。だから何か物事を始めるにはとても適した場所なのではないかしら。快適な天候だし、食べ物も美味しいし、その他にも色々な理由はあるけど。
でも、たまにロンドンでの生活や、オーストラリアに比べてもっと刺激的な場所で過ごした日々を恋しくも思うわ。だけどオーストラリアン・ライフスタイルでしか手に入れることが出来ない数々のベネフィットを与えて貰えて本当に幸せ!
Newtownという街に(私のスタジオはこの街の近くにあるの)、「Black Star Pastry」というお店があるの。そこのパイは私が今迄食べてきた中でも一番!と断言できるほど美味しいのよ!彼等の淹れるコーヒーとフレンチ・ペーストリーやケーキのコンビネーションはパーフェクトよ!
このお店の場所はローカルシークレットとして、未だあまり多くの人には知られていないのよ。私にとってはその方がいいわね!
──あなたにとって、これだけは無くてはならないというファッションアイテムは?!
★とっても美しいホワイトシャツと素晴らしい仕立てのテイラードジャケット。
──あなたにとってのファッションヒーローは?
★私のヒーローはグレース・ジョーンズとザンドラ・ローズ。
私が彼女達を崇拝してるなんて意外だと思われるかもしれないけれど、彼女達の個人主義の精神に憧れるの。二人とも真の変節者よ。
──休日は何をして過ごしますか?忙しく活動されて溜まってしまったストレスはどのように解消しますか?
★犬と散歩に出かけたり、キックボクシングやピラテスをしたり。
映画を見るのも好き。特にはまっているのは、ドイツ表現主義の白黒映画。それらの映画の会話部分をオフにして観る鑑賞方法がとっても魅惑的でうっとりすることを発見したの。
──先日5月4日に2010年のS/Sのショーをオーストラリアファッション・ウィークにて終わられたばかりだと思いますが、今後の展望や予定を教えて下さい。
★とてもクリーンでモダン、そして沢山の美しい色に溢れてるわ。その中でも多くデザインしたピースは、シンプルで直線的なラインとソフトで緩やかなものを一つの洋服の中に落とし込んで完成させているわ。
例えばあるパンツは、ウエスト部分からヒップラインにかけてテイラードリネンを用いて、レッグラインは柔らかなシルクとの切り替えにしたの。それはコレクションの中のとても美しい要素よ。
次回の素晴らしいコレクションを、あなたとシェアできるのを心待ちにしているわ!
三宅一生やロンドンのサヴィル・ロウにあるテイラーの仕立て屋「Oswald Boateng」で経験を積み、その後独立。
2003年にオーストラリアに戻り、2005年にはブランド「YOUTH WORLD」を設立。3シーズンを大成功させた後に、2006年「THERESE RAWSTHORNE」として新たにブランドを再出発させた。オーストラリアでも有数のブティックからオファーをもらい、その成功によりその名は国外にも広まりNYや東京、モスクワ等、世界中から注目を浴びている。
2010AW "THE TEMPTRESS"
Therese Rawsthorneの2010年Fall Winterコレクションでは彼女自身のスキルを、まだ形成されていないセンシュアリティ "THE TEMPTRESS" として表現した。
自らが持つセクシュアルなパワーを、自身の最期にどのように使うべきかと心得ていた女性達、デリラやクレオパトラそしてサロメ。
Thereseはそんな彼女達のクールな外見からは計り知れない内面の複雑さや葛藤、彼女達の時代の先駆けであったモダニティの要点に着目した。
脆さと強さの入り交じったデリケートなバランスを、マスキュリンシルエット、ロマンティックなデザイン、切りっぱなしのカッティングなどに落とし込んでいる。これらのディティールはラグジュアリーかつ洗練された仕上がりとなっている。
Therese Rawsthorne インタビュー
──私が「THERESE RAWSTHORNE」のコレクションを初めて見た時の印象は、フェミニンで繊細、しかしロックやゴスっぽい要素も含んだセンシュアルな魅力に惹かれました。何があなたの洋服のインスピレーションとなるのですか?
★私は女性の様々な人格や性質にとてもインスパイアされるわ。私達人間はとても複雑に作られた生き物でしょ!様々な面を持っている人や、同時に沢山の事柄をこなせる女性に憧れるわ。私は、自分自身を変えたいと思っている女性達が繰り返し描くイマジネーション・プロセスの一部分になれたらいいなと思っているの。
これらの想いが、私がソフトとハードなどの対極した要素を掛け合わせたり、マスキュリンとフェミニンをミックスさせながらデザインを楽しんでいる理由ね。あなた自身のフェミニティを表現する際、たった一つのアイディアのみに縛られる必要はないと思うの。
──三宅一生やロンドンのサヴィル・ロウにあるテイラーの仕立て屋「Oswald Boateng」で経験を積まれたと聞きましたが、幾つか印象に残った出来事を教えていただけますか?
★超クリエイティブで、そして興味深い歴史を誇る2つの会社で働く事ができて、本当にラッキーだったわ。
ISSEY MIYAKEは本当に素晴らしい会社だったわ。特に私は、彼等のデザインに対する哲学において強い信念を抱いていたから。ISSEYの果てることのない探究心には本当に影響されたし、彼のその姿勢は年をとっても変わらない。今でも彼は新しいテクニックや方法を発見することに喜びを得ているわ。
Oswald Boatengは、ISSEYとは全く違ったわ。とても精力的で、結構クレイジーな若い会社だった!ISSEY MIYAKEとは完全に対照的な会社ね。ISSEYも自覚していたけれど、ひたむきで、我武者らで、そして忠誠心に溢れた気質はOswald とは対照的だったわ。
常に何が起こるか分からないワクワク感やエキサイティングな未知の世界を2つの会社で体験することができたの。
──その後独立し、2003年にオーストラリアに戻り、2005年にはブランド「YOUTH WORLD」を設立。3シーズンを大成功させた後に、ご自身の名前「THERESE RAWSTHORNE」としてブランドを再出発されましたね。一見、とても順風満帆な道のりに感じられますが、以前を振り返っての今、どのような実感をお持ちですか?
★過去4年間を振り返ってみても、ここまでコトを成し遂げることが出来て本当に恵まれていると思っているわ。オーストラリアのマーケットは日本や他のインターナショナルに比べるとかなり小規模だからこそ、とてもユニークなビジネスを展開できるのは確か。しかしながら規模の大きさが理由で制限しなければいけない事柄もでてくるわ。だけどそういう条件下でも、独自の方法で物事を立ち上げることが出来るチャンスはあるの。もっと大きなフィールドで同じ様に事業を始めようと思っても結構大変だと思うわ。
そしてここオーストラリアは、ローカルデザイナーに対して数多くの素晴らしいサポートをしてくれるの。だから私は常に自分自身の心に向き合い、何かを作り出すことに集中する環境に身を置いていられる。それは日々を生きていく上で、本当に素敵なことであると思っているわ。
──クリーンなライン、奇抜なディティル、そして上質な素材を使用した洗練感を併せ持つあなたのコレクションは世界中の人々をとりこにしつつありますよね。
制作段階で、重視していることは何ですか?
★思慮深く、心を込めて作られたモノを提供していく事はとても重要だと思っているの。そうする事で、そのモノの寿命も長くなり、着用する女性をインスパイアしたり気分を高めてくれるはずだと思うの。私にとって最も重要なのは、その洋服を着るであろう女性をハッキリと描く事ができているかどうか。
そして使用するファブリックもとっても重要なポイント。私はナチュラルな繊維が好きだから、今迄も沢山のシルクやコットン、ウールや麻を使って洋服をデザインしてきたの。それら全てからは、ナチュラルなラグジュアリー感を齎す事ができて、様々な方法で変換され形作られていけるの。あなたがもし本当に美味しいケーキを作ろうと思ったら、材料のひとつひとつ本当に良質なものをチョイスするでしょ!?
その他にも、自分のデザインするシルエットやディティールを常に進展させていくのが大好き。色々な物事を簡単に使い捨て出来るタイプの人間でもないし。もうひとつ重要なポイントとしては、女性のワードローブに1シーズン以上置いておける洋服をデザインするということね!
──現在はシドニーベースで活動されているのですか?ズバリ、オーストラリアの魅力とは?!
実は私はシドニーのバーやカフェが大好きなのですが、
出来れば良く行くバーやカフェなどがあれば是非お聞きしたいです!
★オーストラリアってあらゆる所からとても遠い場所にあるから、地球上のその他の国の人々はあんまり私達の事を心配する必要がないでしょ、それが何だか面白く感じるわ。だけど、今迄にもこの地から優秀なデザイナーやクリエイティブな人々が生み出されているわ。だから何か物事を始めるにはとても適した場所なのではないかしら。快適な天候だし、食べ物も美味しいし、その他にも色々な理由はあるけど。
でも、たまにロンドンでの生活や、オーストラリアに比べてもっと刺激的な場所で過ごした日々を恋しくも思うわ。だけどオーストラリアン・ライフスタイルでしか手に入れることが出来ない数々のベネフィットを与えて貰えて本当に幸せ!
Newtownという街に(私のスタジオはこの街の近くにあるの)、「Black Star Pastry」というお店があるの。そこのパイは私が今迄食べてきた中でも一番!と断言できるほど美味しいのよ!彼等の淹れるコーヒーとフレンチ・ペーストリーやケーキのコンビネーションはパーフェクトよ!
このお店の場所はローカルシークレットとして、未だあまり多くの人には知られていないのよ。私にとってはその方がいいわね!
──あなたにとって、これだけは無くてはならないというファッションアイテムは?!
★とっても美しいホワイトシャツと素晴らしい仕立てのテイラードジャケット。
──あなたにとってのファッションヒーローは?
★私のヒーローはグレース・ジョーンズとザンドラ・ローズ。
私が彼女達を崇拝してるなんて意外だと思われるかもしれないけれど、彼女達の個人主義の精神に憧れるの。二人とも真の変節者よ。
──休日は何をして過ごしますか?忙しく活動されて溜まってしまったストレスはどのように解消しますか?
★犬と散歩に出かけたり、キックボクシングやピラテスをしたり。
映画を見るのも好き。特にはまっているのは、ドイツ表現主義の白黒映画。それらの映画の会話部分をオフにして観る鑑賞方法がとっても魅惑的でうっとりすることを発見したの。
──先日5月4日に2010年のS/Sのショーをオーストラリアファッション・ウィークにて終わられたばかりだと思いますが、今後の展望や予定を教えて下さい。
★とてもクリーンでモダン、そして沢山の美しい色に溢れてるわ。その中でも多くデザインしたピースは、シンプルで直線的なラインとソフトで緩やかなものを一つの洋服の中に落とし込んで完成させているわ。
例えばあるパンツは、ウエスト部分からヒップラインにかけてテイラードリネンを用いて、レッグラインは柔らかなシルクとの切り替えにしたの。それはコレクションの中のとても美しい要素よ。
次回の素晴らしいコレクションを、あなたとシェアできるのを心待ちにしているわ!



